昨年に続き8月3日に京トレインこと6354Ｆを使用した臨時快速が運転される事になりました。
昨年の様子ですが6300系には「快速」の幕を持っていない為「臨時」幕で運行されました。
あれから1年経ち臨時快速の運転に備えて幕も対応させてあるのかと疑問になり先日調査に赴きました。
運転席の対照表を覗き種別幕の内容を見たところ昨年と変わっている様子は無く内容は以下の通りでした。
サンバイザーで隠れている部分はありましたが恐らく変更は無く去年と同様に「臨時」での運行を思われます。
また6300系の幕に関して気になるところがありまして、そのきっかけになったのがこの画像です。
今年1月に撮影した。入場中の6352Ｆです。
今まで6300系が持っていなかった「快速」「天下茶屋」の幕を表示しているという珍しい光景です。
今後の臨時運転に備えて「快速」幕を入れたりするのは分かりますが、「物理的に乗り入れが不可能な6300系に堺筋線の行き先を新調するのか？」などと色々思いを巡らし嵐山線用の6300系の幕を調査しました。
その結果は意外な事実で驚かされました。
1 普通
2 準急
3 急行
4 特急
5 回送
6 通勤特急
7 臨時特急
8 通勤急行
9 臨時急行
10 快速急行
11 通勤準急
12 臨時
13 臨時快速急行
14 試運転
15 貸切
16 回送
17
18
19
20 救援
21 快速
22 快速特急
行先
42
43 梅田
44 河原町
45 河原町（桂開放）
46
47 桂
48 長岡天神
49 高槻市
50 天下茶屋
51
52 北千里
53 天神橋筋六丁目
54 茨木市
55 正雀
56 相川
57 淡路
58 梅田
59
60 嵐山
61 桂ー嵐山
62
63
種別・行先の内容ですが7300系や8300系と同じですね。
幕の内容を揃えたのかと思いきや幕の表示部分をよく見ると
こういう事でした。
なんと表示するコマを検地する針が見当たらないのです。ということは表示機その物を7300系・8300系と共通の物に揃えられたということになります。恐らく6330Ｆか7320Ｆ辺りから持ってきた物と思われます。
6300系（6330Ｆを除く）の表示機は7300系や8300系の物とは違う表示機を使用しており、6300系しか使用されない物なので内容も6300系独自の配列になっています。
こちらは6354Ｆの表示。上辺に検知する針が見えます。
6354Ｆの種別幕の様子です。やはり針が見えます。
嵐山線の6300系を調査した時は2月で6354Ｆも表示機交換され「快速」幕が準備されているものと思っていましたが、先日の調査で表示機・幕の交換は実施されていない事が判明。今年の臨時運転は昨年同様に「臨時」幕で運転のようです。