先月の話になりますが、私が長年に渡って探し求めていた物が手に入りました。
今となっては馴染みのない番号ですが阪急2200系のC#2760・C#2770の車内番号板です。
遡る事1996年。阪急正雀工場の部品即売会にて販売されていたのは私自身が見ており、売り場のおっちゃんから「珍しい番号やで」と勧められたものの当時の私の小遣いでは買える物ではなかったのでスルーし、後にあの時売られてた物が形式消滅で外された2200系の部品と知り惜しい思いをしていました。
そんな事を悶々と考え月日は経ち、忘れた頃になると鉄道部品店からヒョッコリ出てきたという経緯です。
この2700番台の形式は部品屋の店員もご存知でなかったようで「これは阪急の何系ですの?」聞かれた為、5分くらいかけて説明しました。
C#2760・C#2770は元々1975年に製造された電気子チョッパ制御車2200系の中間電動車C#2700・C#2701。
1992年4月に電気子チョッパ試験車としての役目を終え電装解除改造され車番をC#2700をC#2760、C#2701をC#2770に変更されました。
元々パンタ付電動車だったC#2760はクーラー取付け位置と床下機器の配置に名残が残り、C#2770は生粋のT車と同じスタイルになりました。
この2両は改造後に6010F6連に編入され神戸線から宝塚線へ移籍。
1995年に2200系の形式消滅により6000系へ編入され6000番台に変更されC#2760をC#6760にC#2770がC#6770になりました。
1997年6010Fがワンマン化工事の為入場。正雀へ回送の前に西宮車庫へ送られC#6760を抜いて7両に工事対象車のみ入場。
C#6770はワンマン編成の為にT車を抜かれた6007Fに穴埋めで同編成に編入。2001年にはリニューアル工事を受けました。
一方西宮車庫で休車していたC#6760は2001年10月に7017F6連に入れられて正雀へ回送され、2002年6024Fに編入された上で検査出場しております。
現在のC#6760は内装更新が行われていないので新造時の雰囲気が色濃くの残っています。